COLUMN

空色の夢、あの頃は君が全てだった。
ありがとう、と。
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少年は怒らない
 
少女は泣かない
 
鳥は飛ばない
 
花は咲かない
 
空に色はない
 
明日は来ない
 
夢は届かない
 
雨は癒やさない
 
風は轟かない
 
光は叫ばない
 
月は照らさない
 
愛は叶わない
 
声は響かない
 
星は瞬かない
 
手は掴めない
 
足は動かない
 
息は続かない
 
屋敷は保たない
 
時は止まらない
 
私は諦めない
 
僕は信じない
 
俺は進めない
 
皆は分からない
 
彼は忘れない
 
彼女は笑わない
 
人は優しくない
 
神は許さない
 
全ては報われない
 
君は死なない
 
そして此処には、何もない
 
 
 
 
 
 
 
 
あとがき
――――――――
全てはきっと予想できない、そして理解できる。
あるものは反発し、あるものは矛盾し、あるものは堕ち…。
そうして何かが繋がっていく。
 
この詩は、私の愛する人へ捧ぐ。
更新日時:
2006.02.22 Wed.
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Last updated: 2006/11/19