COLUMN

空色の夢、あの頃は君が全てだった。
ありがとう、と。
狡賢く歩く
 
冷たい足音を聴いて、後ろから吐いて来る君に気付く。
幽霊のようにひたひたと、君はいつもそう。
誰の目にも留まらないように、でも常に誰かの心にあるようにと。
苦い良薬より甘い毒を選ぶし、噛み付く犬より狡く甘える猫を選ぶよね。
どうしても悪者にはなりたくないから、相手に反抗する事もない。
死ぬのが怖い癖して、死にたいとか言ってる。
陰口しか言えないし、一対一じゃ目を逸らすばかり。
振り返ると本当に、せこい生き方ばかりしてきたんだね。
たまには自分を犠牲にくらいしてみればいいのに。
そんな事をする勇気もない君は、うざったいし、死ねばいいと思う。
ほら、後ろから押してあげるから今すぐ堕ちなよ。
更新日時:
2006.11.19 Sun.
prev. index next

HOME


Last updated: 2006/11/19